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ものをつくる

だれかにたのまれたものをあたえて報酬を得るのが仕事であれば
自分の作品作りというのはやはり仕事ではないのではないか
多かれ少なかれ待っている人がいたとしても同等にだ
ソロアルバムの完成という苦難の最中に正解がわからずただ整理するために否逃げ出すようにタイピングしている真夜中
いいたいことはない ただ気持ちと頭を整理するためだけのひとり会話だ

ブログならいいだろう
SNSをとやかくいうつもりもないが、あれはたまたま乗り合わせたエレベーターみたいな物だと思っている
屁をこくにも無闇にはこけないというのが個人的見解である

ここから先は屁とゲップが同時に出る

人 物 金を管理するのがお前の仕事だと昔 店をやっている時にオーナーによく言われたのだが
個人自営業というのはそこに 時間 という締め切り、入稿 納期といった言葉が重く追加される
そもそもごめんじゃすまないことばかりだ
賛辞の反対はdisではなく無関心だが ごめんじゃすまないとはそういうことだ
ひとり またひとり ごめんを言う相手がいなくなる
今 人とクオリティと納期と金 ちょうどそれらが差し迫って潰されるターンにきている
CD制作におけるmixの終盤というのは常にそういう状況だ
そもそもシーンにマッチしている音楽を作っているとは思っていない
ラップを好きな人 EDMでマイナーキーが好きな人 すごく速い曲が好きな人 無自覚にアコギでメジャーセブンスと9thが入ってたら恋に落ちる病気の人
に向けて何かを与えられる気もしない

ただ音楽らしい音楽を作っているとは思う。俺の頭の音楽史というのはギターを中心としたアメリカ音楽史と90sJ-POPの混合物である。
エリッククラプトンという当たり前すぎて普通な、ノラジョーンズ、ジョンメイヤー、エドシーラン、キャロルキング、メジャーな人たちだけで言ってもあまりにも普通な
当たり前のジャンルの音楽を作っている(なぜか身の回りにはあんまいない)

俺はそれらと同等の音楽家として生きているはずだ
俺は誰のために何を作っているのだろうか
俺は今まで勘違いをして生きてきてこれかrまお勘違いをして生きていくのか
そんなことを深夜3時ずっと頭をメリーゴーランドさせている

おれの大好きな友人がこれを作る前に俺に言った一言がある

「そんなもんつくんなきゃいいじゃん」

本当にそうなんじゃないかとおもう
なんだかそうおもうとこの曲たちもかわいそうだななんて思っては、吹き出物みたいなだなと思う
痒みや痛みみたいなもんで
そんな頭の中の矛盾や憧れと環境と音と培ったスキルと言葉が体内で交わらず
過剰に反応しやがって痒くなってでてきた赤みみたいな曲達だな

宝物だなんて、子供だなんて 俺は思えないな

何をしているのだろうか

もうわからない

でもギターは弾ける
歌も少しは歌える

やめれないだけかもなぁ
花粉症みたいだななんか