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John Scofield と Standard から

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ギターという楽器は歌の伴奏から、ファンキーなカッティング、たまにライトを浴びてソロを弾いたり
そういうイメージをお持ちでしょうし、実際そういうもので。

こんな楽器も20年弾いていると(20年も弾いてるのか俺!!)ひとつの欲求が出てきます。

声のように出せるようになったこの楽器を存分に歌わせてみたい。
ボーカルを気にすることなく、バランスを取ることもなく、ただ楽器が求めるまま存分に鳴らしたい。

と。

僕もある時を境に(2010あたり)はっきりと弦の振動がゴムのように感じられるように変わり
こいつで歌えるんじゃないかと思い始めました。

その欲求の高まりとともに当時湧き上がったアメリカ文化への情熱が交わり僕はアメリカンスタンダード楽曲の素晴らしさに心酔していきます。
(それからというもの ポピュラー音楽なんてフランクシナトラの時点で完成してる というのが口癖に)

映画音楽からジャズスタンダードからクリスマスソングという屈強に作り上げられたポップコーンの匂いの世界に心酔するのです。

僕はブルースギタリストなので
Milesやコルトレーンの様なJAZZは実はあまり周りのセッションミュージシャンの方ほど理解できておらず
というか良いと思えずここまでやってきていました。

こういうジャズですね

だからネオソウルくらいは踏み入れても、Jazzと呼ばれるカテゴリーをやるとは思ってなかったんですよ。

そんな矢先、この動画に出会います。
それは
運動会の様なアドリブ大会でも、発明家のような新しいもの発見大会でも、宗教家の宇宙論のような第四世界の具現化大会でもなく

美しく組み上げられたメロディの価値を守りながら、持てる全てを命をかけて演奏する、まさしく ”音楽” でした

ぼくはこの動画にどハマりします。変幻自在のカメレオンギタリストであるジョンスコフィールドという男ではなく
この指から奏でられる数々の スタンダードと呼ばれるものに。

ギターの弦というのは無限の段階を持って振動します。
この振動の振れ幅を指先やヘッドの向きでコントロールして声の様に歌うメロディは
当時の仕事柄 見続けた、東京の音楽シーンへの懐疑心に蝕まれたぼくの心に

音楽は何かのツール ではないと、大丈夫だと

音楽の本質を届け、音楽のある意味を届け、音楽という一つの畏怖すべき圧倒的な物体がそこにあることをぼくに教えました。

悶々としました。
どうしても歌いたい。ギターで歌いたい。Jazzなんてわからないけどコレならぼくは歌いたい曲が沢山あるんだ
Stevie wonderがハーモニカで歌ったバカラックのAlfee、ビルエバンスのmy foolish heart、札幌で聞いたキーシャコールもいい
あー、何から手をつけよう。

でも一人でやるのか?内田勘太郎や小沼ようすけみたいに? アコースティックで器用に?
違うよなー、違うよなー。

そんな時に飄々と現れたのがこいつ。

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ご存知 ヤマザキタケル
こいつだ! と思った。 こいつがいれば歌えると思いました。

なんつーか ちょうどよかった。
うまさも 感覚も タメだし。

それで俺の理想を飲んでもらって 形にしたのがこの作品

Love song book

SAITO RYOJI x YAMAZAKI TAKERU Duoとして活動をはじめるわけです。

あーーー長かった!!!!!!!!
宣伝っぽくせずに書くのにここまでかかったぜ!!!!!!

はい!
ということで!!!

今週そんなDUOが三軒茶屋でライブをします。
花屋の奥の小さなBARでの独演会ですので、雰囲気も良いですし時間もきやすいし
何よりも 都内ではあまりゆっくりとやる事のなかったDUOがたんまりと演奏しますので是非来ていただきたいです。

しかも当日は僕らから、きっとどうでもいいと思われる重大な発表をします!!

hanayaduo

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6/15@ 三軒茶屋 Bar Jack Jack

 【 花屋の奥でJazz&Blues 】

SAITO RYOJI x YAMAZAKI TAKERU

予約先着10名

open20:30 / start21:00
charge1500(1d別)
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ぜひご連絡くださいませ!!