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PLAY FOR YOU

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年をとるごとに YOU が増えていく。
人だけではなくて 物 事 も含め。

ヤンキーなんて他称される人間だから、森羅万象なんて言葉を使う瞬間にチープなオカルトに聞こえてくるけど
音楽という無形物を有形物として崇めるような職はハナからオカルトじみているのかもしれない。

とにかく 音楽というモノ と 発音されたtone の間にいる自分という人間は
引き金や何かの着火装置のような媒介でしかないと思う昨今
自発 や 自己 を掲げるポイントを間違え その発音ルートに置かないように心がけている。

表現や個性がどうという話とは別の事。

それでも頭は動く。状況に対して反応し脳は信号を発する。
それは致し方のない事で今はまだ完全なる音楽のイタコにはなれない。

であれば
少なくとも 自分のために音を出さない 事を重要とする。

出した音は
誰かのため
に発音されるように

誰かのため 何かのため

PLAY FOR YOU

そこまでは分かった事。
ここまで楽器と生きてきて分かった事。

でも、だけど、
僕はまだあなたを思って歌ってしまう。

PLAY FOR YOU