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Simple Twist Of Fate

坂の上の公園で並んでいる
黄昏の空が暮れていく
遠く見つめた目線が痛く綺麗で
ただの男ならよかったのにと
運命の気まぐれを恐れたんだ

いつかの線路に沿って歩いた
戸惑っていたのを覚えている
ネオンが古くさいホテルの中に隠れて
夜の熱気に目眩しながら
運命の角を曲がってみたんだ

彼女の立つ駅のホーム
畳み掛ける電車の音
朝焼に気づかず僕はやっと目を覚ますんだ
改札を抜ければ彼女は忘れられるのさ
まるで無かった様に 運命のひとひねりで

目を覚ましたこの部屋は
空っぽの世界
悲しい事など無いと強がり受け入れた
あの日の黄昏に与えられていた
約束の運命の気まぐれを

アラームと着信音に
支配されてた日々が
音の無い日々に変わって行く
いつか鳴るとも知れず 待とうとせずとも待っている
今一度 運命の気まぐれを

それを罪と問いながら
知り過ぎた心を憂い
未だ坂道のベンチに座ってるつもりでいる
でも目に映る景色は、あの日の2人で
何もかも運命の気まぐれのせいさ
決められた運命のひとひねりのせいさ
Simple Twist Of Fate